医療レーザー脱毛に健康保険が適用されるの?

主に、クリニックで提供される医療レーザー脱毛は美容目的なので、保険適用外の自由診療となり、基本的に料金は全額自己負担となります。 これに対して、多毛症という病気ならば医療レーザー脱毛でも健康保険が適用されるという噂もありますが、これは本当なのでしょうか。

女性の多毛症は、主に、男性ホルモンの分泌量が増加したり、男性ホルモンに身体が反応しやすくなったりすることによって引き起こされます。 症状には個人差がありますが、顔の産毛が異常に濃くなって男性のヒゲのようになったり、胸や太もも、腋の下、腕などにも男性並みに濃い体毛が生えることが多いようです。

多毛症の原因は様々ですが、女性の場合は男性ホルモンがつくられる卵巣や副腎(腎臓)に何らかの疾患がある場合に起こります。 特に、女性に多く見られるのが、排卵に関わる器官である卵胞が卵巣内で異常に増える「多嚢胞性卵巣症候群」という病気が原因となっているケースで、この病気になると血液中の男性ホルモンが増加するため、多毛の症状が引き起こされるわけです。 この病気は脳の下垂体から分泌され、卵巣の働きを調整するホルモンのバランスが崩れることで発症するので、ホルモン剤やピルの服用などによってホルモンバランスを整えて卵巣の機能を改善する治療が行われます。この治療で卵巣機能が改善されると男性ホルモンの量も元に戻るので、多毛の症状も改善されます。

このように、必ずしも多毛の症状を改善するために美容クリニックで医療レーザー脱毛を受ける必要はないので、健康保険が適用される可能性は非常に低いと考えられます。 また、特定の疾患が見つからない原因不明の多毛症(特発性多毛)の場合には対症療法として医療レーザー脱毛が提案されることもありますが、こちらの場合でも原因となる疾患が見当たらない以上、やはり健康保険を適用するのは難しいようです。

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